2017年11月10日

速く歩くために必要なこと

長野県長野市でパーソナルトレーナーをしています。
エチュードの栗林太一です。

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今回はトレーニングのスピードについてご紹介します。

先日指導をさせて頂いた70代のご夫婦の方は、奥様よりもご主人の方が歩くスピードが遅いです。
年齢はご主人の方が少し年上ですが、奥様の方が身長が20㎝くらい低いのに歩くスピードが速いです。

ご主人の方が歩くスピードが遅い原因の一つは、背骨の動きが悪くなっているからです。



ご主人の姿勢は猫背になっており持病の腰痛があります。
腰痛は手術をすることが決まっていましたがが、運動を継続して手術をせずに現在も過ごされています。

猫背の姿勢や腰痛があることもあり、いつの間にか背骨を反ったりすることをしなくなってしまったので背骨がすこしずつ変形して背中が丸まった状態で固まっています。

歩くときは、背骨が動くというのがとても大切です。

足を一歩前に出すと必ず骨盤と背骨が動きます。

でも背骨が固まって動きが少なくなってしまうと足が前に出なくなります。
要は、歩幅が狭くなってしまいます。

歩くスピードは背骨の動きの他にも筋肉の柔軟性不足や筋力不足があります。
ご主人は柔軟性も不足しているのですが、同年代の男性の中では柔らかい方だと思います。

でも速く歩けないのは、背骨の動きともう一つの筋力不足です。
筋力の中でも特に速く動くための筋力が不足しています。

筋力には、速く動くための筋肉とゆっくりだけど長く動いているための筋肉の2種類があります。
厳密には中間の筋肉もあるので3種類です。

年を取ってくると速く動かすための筋力が特に低下してきます。
そのために速く動くことができなくなります。

よく、お年寄りだからゆっくり動きましょうとかの運動指導を受けることが多いと思います。
これは、リスク管理の面からはとても良いのですが、速く動く筋力をきたえるには逆効果です。

お年寄りで速く動くようになりたかったら速く動く筋肉を鍛える必要があります。

それはどんな運動なのか?
歩くことであれば、早歩きです。

速く歩くことで速く歩くための筋肉を鍛える事が出来ます。

でも普段行っていない人は、きついです。
きついので嫌になってしまいます。
だからやらないという悪循環になってしまいます。

速く動かすための筋肉は長い時間持続することができません。
長くても30秒ほどです。

なので普段の散歩のウォーキングも30秒間だけ早歩きして普通に歩く、また早歩きするなんているのを繰り返すとそれほどきつくなく速く動く筋肉をも鍛える事が出来ます。

もし、あなたがもっと速く動けるようになりたいと思っているのであれば、背骨の動きや筋肉の柔軟性を向上させて速く動かすための運動を行うようにしてみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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Posted by etude at 00:09Comments(0)エチュード知恵袋