2017年09月17日

股関節の痛みと特徴 その2

長野県長野市で整体とパーソナルトレーニング指導で姿勢改善指導をしています。
栗林太一です。

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今回は、股関節のはまりが浅いことについてご紹介します。


股関節のはまりが浅いというのは、レントゲン写真の〇で囲んだ部分です。

股関節は、太ももの骨(大腿骨)と骨盤の骨(寛骨)の関節になります。

太ももの骨は、先が丸くなっている(球状)ので骨盤の骨のくぼみのある部分にはまるようにできています。
ここの部分を股関節と言います。

股関節が痛いという事で、整形外科でレントゲンを撮るとこの股関節部分の太ももの骨と骨盤の骨のはまりが浅いという事があると思います。

はまりが浅いという事は、関節が動きやすいのですがはまりが浅いので不安定という事になります。

臼蓋形成不全という病名がつくと思います。

これが年齢とともに、股関節の変形がしてくると変形性股関節症という状態になります。

この股関節のはまりが浅い状態だと不安定なままですので、不安定さを解消するために骨盤の骨が前に傾いて太ももの骨にかぶさるようにして安定させるようになります。

これを、骨盤の前傾や腰椎の前弯・腰の反りが強い・股関節の屈曲などと表現されます。

また、この骨盤が太ももの骨にかぶさるようにした状態を保持する事で、股関節周りの筋肉が普通の方に比べると硬くなりやすいです。

そのために、股関節周りの動く範囲が狭くなります。これを可動域が狭いと言います。
歩くと、歩幅が狭かったりするのはこのためです。

股関節は、身体の中でも本来よく動く関節ですが、股関節が動かなくなると、股関節の上下の関節である、腰や膝などの痛みにつながることが少なくありません。

これをヒップスパインシンドロームなんて呼んだりします。

腰痛だと思ったら股関節が原因だった、なんていう人がとても多いです。

今まで指導してきた女性の中でも股関節のはまりが悪くて、腰痛になっていた方に
股関節のストレッチをしてもらうと腰痛がとても楽なるなんていう人も少なくありません。

男性の方も例外でなく、腰痛だと思ってハリ治療や整体にいろいろ行って腰を治療してもらっていたけど、実は股関節が変形していて動かなくなっていることが原因という人もいました。

股関節が痛くて、腰痛もあるという人は股関節周りのストレッチやセルフマッサージをすることをお勧めいたします。

現在指導させて頂いているお客さんの中でも、腰が痛くなると股関節のマッサージで腰痛が楽になることを知って毎日されている方もいらっしゃいます。

参考にしていただければ幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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Posted by etude at 10:05Comments(0)股関節